CT画像などをみるためにはDICOMビューワーと呼ばれるソフトウェアが必要です。この記事ではMacで使える代表的なDICOMビューワーであるOsiriXのインストール方法を解説します。
OsiriX MDの購入方法
pixmeoのWebサイト(https://www.osirix-viewer.com/)から購入できます。元々は無料ソフトでしたが、有料版のOsiriX MDがリリースされてから徐々に実質的な有料化と値上げが進み、この記事を書いている時点(2022年10月31日)では、ついにサブスクリプションのみとなってしまいました。
<2022年11月30日>記事をご覧になった方から指摘があったので訂正します。現時点において、従来どおりのライセンス購入も可能なようです。詳しくは「OsiriX MDをダウンロード&インストールする(通常ライセンス編)」をご覧ください。
<2022年12月10日>以前紹介したリンクを直接クリックしてもサブスクリプション購入画面に進むようになりました(一時的なバグだったようです)。これにともない、「OsiriX MDをダウンロード&インストールする(通常ライセンス編)」は削除しました。
OsiriX MDをダウンロード&インストールする
①pixmeoのWebサイト(https://www.osirix-viewer.com/)にアクセスします。
②画面右上の「Buy OsiriX」をクリックします。
③サブスクリプション形式を選択します。月払いの場合は月額11,757円(年額141,084円)、年払いの場合は年額70,374円(月額5,865円)となっており、年払いが月額のほぼ半額となっています。
④年払いを選択した後の画面です。合計金額を見ると70,374円の倍近い134,029円になっています。
よくみると初回のライセンス登録料として47,027円(青い四角)、年間のPremium Membershipとして16,628円(赤い四角)が選択されています。Premium Membershipは、ヘルプセンターのフルサポートを受けたり、開発者に要望を出すためのものですが、臨床で使う分にはなくても困らないので、削除することをおすすめします。
Premium Membershipの罠を回避した時点での合計金額は117,401円。それでも月払いよりはお得になっています。
⑤支払い情報を入力して、そのあとに届くメールの指示に従ってダウンロードとインストールを行います。購入時に入力したメールアドレスでPixmeoのアカウントが自動作成されます。ここで作成したアカウント名(=メールアドレス)とパスワード(初回ログイン時に設定する)は、OsiriXの起動、アップデート、再ダウンロード、追加購入などに必要になりますので、忘れないように注意してください。
OsiriX Lite(OsiriXの無料お試し版)について
実はOsiriXには、無料の試用版であるOsiriX Liteが用意されています。
こちらもPixmeoのWebサイト(https://www.osirix-viewer.com/osirix/osirix-md/download-osirix-lite/)からダウンロードできます(ダウンロードにはアカウントの登録が必要です)。
OsiriX Liteは完全無料で機能もOsiriX MDとほぼ同じですが、こちらはあくまで試用版です。試用期間(おそらく1週間程度)が過ぎるとエラーメッセージが出て立ち上がらなくなります。
OsiriX MDの購入を検討しているけれど、自分のMacできちんと動作するかどうか事前に試したい、他のDICOMビューワーとの性能を比較してみたい、といった場合の使用をおすすめします。